Ceramics Coating
セラミックスコーティング技術 (Thin Film Ceramics Coating)
金属酸化物材料は多様な物性を有し半導体特性、絶縁体特性、耐熱性、熱伝導性など利用して広く電子部品に採用されています。菅原研究室では、印刷法を利用した機能性セラミックス材料のコーティング技術と、そのコーティングされたセラミックス薄膜を利用した電子デバイス開発などの応用研究に取り組んでいます。
特に、有機金属塩を含む錯体を基とした溶液(前駆体溶液)を、各種印刷技術により塗布し、単純に焼成(焼結)することで、基板へ薄膜を成膜する技術を開発しています。また、それらを半導体式ガスセンサや電界効果薄膜トランジスタ(TFT)、太陽電池など、あらゆる電子デバイスへ応用する技術・開発に取り組んでいます。
さらに、基材の表面にナノ構造の薄膜を直接つくり込む技術開発に取り組んでいます。これにより、發液コーティングや耐腐食性コーティング、耐摩耗コーティングなどへも展開を検討しています。
詳しくは、上記の関連研究の紹介WEBページ(下記リンクリスト)を参照してください。(わかりやすく記載しています。)
また、 今後、京都工芸繊維大学では、前記コーティング技術(有機金属分解法)以外に、電解・無電解めっき法や陽極酸化方などにより、金属薄膜の形成や、金属表面の酸化膜形成技術の研究開発と、その応用技術にも着手していきます。
塗って焼かない!「光」で、ナノ多孔質セラミックスの成膜に成功(2020.6.1)
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200601_1
塗るだけ!セラミックス超薄膜コーティング(2018.7.21)
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2018/20180721_1
呼気センサの製造時間を大幅に短縮 -呼気から健康診断や重大疾患の早期発見に期待- (2016.7.15)